11-12 ホテル・西海岸

jitudan2008-05-13

11日
下北沢本多劇場にて、猫のホテルの公演「けんか哀歌」を。
うわ、これは面白い!!
戦後の映画撮影所の人間模様…とザックリ書きすぎて恐縮だが、
内容もさることながら、本当、演者のパワーが違いすぎた。
台本読みのシーンは、昔の邦画のセリフまわしをパロディにして、
たっぷりと間を取りすぎる俳優と早口の女優のやりとりが
最高に面白かった。もう大爆笑。
いや、あれは忘れられませんね。
昭和のスターを演じた村上航さん、ほんと俺、一番ハマった!



12日
ネタの合間にDVDにて「アフロサムライ」を。

寡黙な黒人のサムライがあだ討ちをするまでをスタイリッシュな
アクションで描く。描いてはいるが…。
どうも回想シーンが長く、
現在進行のストーリーが薄まっているという印象。
主人公のイマジナリーフレンドの仕掛けも
出てきてすぐにわかってしまうし、間が持たないところがあった。


映画にしてはちょっとタイミングが悪いよなと思って、
観終わった後で調べてみると、
アメリカでのTVシリーズ5話をフルでつなげたものだったか。
なるほど…。ちょっと前に劇場でやっていたが、
それも無念な話だなぁ。


主人公の声はサミュエル・L・ジャクソン
子連れ狼の大ファンとのことで、今回の役どころも二つ返事どころか
企画書を他の人に取られないように自分のところで止めていた
くらいの入れ込み方だが、
かの「子連れ狼」も、復讐の悲願を果たすまでの寡黙な旅…ではなく、
場合により武士の面体をつぶす挑発の限りをつくし、
自分の子供を死地においやりチャンスを作る…
と、寡黙ではすまされない、かなりバラエティに富んだ
やり方をしている。
戦闘はスタイリッシュだが、それ一本になりすぎた今作。
実写版を企画中とも聞きますが、そのあたり、よろしくお願いしますぜ。

  • 写真

居酒屋で見た、ツノが光る壁掛けの牛。この発想はなかった…。