[DVD]グッバイ・レーニン

27日
DVDで「グッバイ・レーニン」を。
東西ドイツの壁が壊れるまでの数ヶ月の間、
意識不明になっていた東ドイツ人の母。
次に大きなショックがあれば死ぬ可能性もある。ということで、
「目覚めてビックリ」とはさせたくない息子は、統一期の混乱の中、
あの手この手で「昔の東側」を再現させるのだった。


母親のために…としながらも、息子の主観が入った、
青臭くも理想の社会主義国家が作られてゆく姿に涙…は流れず。
ベルリンの壁の重みは僕にはわからず、
屋上から紙切れとなった東マルクを投げ、向かい風に煽られて戻ってくるシーンを
ボンヤリと眺めた。そう、そういう味わいのあるシーンが多かった。
そして、主人公の恋人となる看護婦のララ役の女優さんの
圧倒的に現実味のあるかわいさと、
対する主人公の姉の憎らしい顔ばかりが気になった。