見張り業務

緑ってのがいいネ

28日
久しぶりの傭兵バイトということで、
大学の構内で行われる資格試験の監督官になってきた。
朝集まって軽く説明を聞いた後、教室へゆき、
張り紙を貼り、黒板に受験番号を書き並べ、
机の落書きを消しゴムで消したりするなど、
すっかり学校側の人間となって動く。


試験が始まる1時間前から教室を開けて受験者を招きいれるわけだが、
このようなテンプラ試験官に神妙な顔で質問をしてくれる方もいる。
「なるべく喋らないでください」なんて担当の人から言われていたので、
そんな人の質問にも無言でうなずくなどのマイムで対応する。
緊張感に包まれれば自分もそれっぽく振舞う。
様式美ともいえる官憲マイムが出来上がるわけで、
カイジ」の黒服の気分だった。