「ライブ」出たこと反応末広がり

13日
新宿はプーク人形劇場にて「出たとこ反応末広がり」に出る。
この劇場に出るのもずいぶんと久しぶりで、思い出すと約5年ぶり…といったところだろうか。
「あれ、舞台ってこんなに小さかったっけ…」
「それは俺たちの背が伸びたからだよ」なんて言葉も自然にもれる。
懐かしさを憶えるのはいいが、状況はあまり変わっていないのがつらいところだ。


ライブはライブで楽しく終了。
帰りがけ、「手袋を買いに」という新見南吉の絵本をいただく。
新見先生といえば「ごんぎつね」だが、これは狐の母子のお話。
山に積もった雪を見て「ぼうやがしもやけになってはかわいそう」と思いながらも、
お金を渡して「これで町まで降りて手袋を買ってきなさいな。私は怖くて町にはいけないけど」
と、しっかりボケを入れつつ息子を送り出す様子が一周回って面白かった。
丸みをおび、表情を見せずとも感情を伝えるキツネのかわいさよ。今読むのもオツなものですね。