片腕カンフー対空飛ぶギロチン
9日
原稿も終わって朝、DVDで「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」を。
清王朝に反発する武道家を弾圧するために
王朝より送り込まれた「空飛ぶギロチン」を使う盲目の刺客「封神」と、
ターゲットであるカンフーマスター「片腕ドラゴン」の行動の流れが、
やれ三節昆、ムエタイ、サムライ、ヨガ行者とが一同に会する
異種格闘技大会にあわせて加速し、それがはじけて一騎打ちへと収束する。
鎖につながれたギロチンで敵の首を刈り、
剣山の上で戦い、インドの刺客は腕が伸び…と、
「闘将!ラーメンマン」、「魁!男塾」、「ストリートファイターⅡ」…
世の男性の胸を熱くした作品においての、根っ子となったアイディアが詰まっている。
面白いとかいう以前に感動である。そしてその後で爆笑できる。
片腕と聞くや無差別に首を刈ってゆく封神の偏執ぶりも凄いが
(ギロチンの「ビュイイーン!」という音も怖すぎる)、
人格者である「片腕ドラゴン」の、いざ戦いになると弟子の力を使い、
ブービートラップを随所に仕掛けるなど、
持てる戦力の全てを使って敵を倒すという、真の「武術家」としての凄味を感じる。
異種格闘技大会においての勝利宣言の扇と、そのアタック音はクセになり、
戦った後、死体を片付けるときは必ずといっていいほど引きのロングショットを使い、
ホウキで血だまりをカサカサとかき消す動きとあいまって、
こんな狂った世界の広さを見せてくれるのもまた楽しく、
いや、この作品、語りだすと止まらない。
先日の「マッハ!!!!!!!!」とはまた別のベクトルで満腹になれる。
いやあ、いい映画でした。
昼は渋谷にて根本くんと会う。
「MPC2」より2週間ということで、反省会をしつつの打ち合わせ。
耳の痛い話も根本くんづてに聞くが、そこは素直に頭を下げたい。
それでも次回での復讐はキッチリと誓う。
日取りは決まらないものの、前向きな打ち合わせにはなりました。
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乃木坂にあるコカコーラカフェ。
グッズを物色しに入ったのだが、
このあたりは禁煙の店が多いのか、
店に入るオジサン皆が皆、「タバコ吸えるのここ!?」と聞いていた。
吸えるとわかって「ヤッター!」と言ってるオジサンもいたからね。