8-10 ヴィヴィアン姉妹と合同コンパ

jitudan2007-06-10

8日
誕生日は前日からおだやかに迎えることができた。
ウェブはありがたいですね。

昼、淡路町で一件の打ち合わせの後、
木更津行きのバスに乗るために東京駅まで歩いたのだが、
途中で「ていぱーく」を発見。
「たしかゲー・デーさんがここでオススメの展示が
あると言っていたな…」と思い出し、
入ってみると、中では「efuto 絵封筒展」が開催中だった。

「象のエルマー」でおなじみの絵本作家、
デビット・マッキーさんが、イギリスの出版社や
友人の絵本作家、きたむらさとしさんなどへの
手紙の封筒に絵を描いて送ったところ、
それがまわりの友人などに広がり、
さまざまな絵本作家やイラストレーターの方が
絵封筒を送るようになった…というもの。

切手を額縁に見立てて美術館を描き、
目のアップが描かれた切手があれば
そこから少年の顔を描き…と、
確かな技術を持った方の遊び心が
ビンビンと伝わってくる展示でした。

ニヤニヤしながら封筒を眺めていると、
女性に話しかけられる。
その方が今回の展示を企画した方だったようで、
お話を伺いながら、会場にいらしたきたむらさとしさんを
紹介していただき、ミーハーにもサインをもらってしまった。

しまった、ハッピーバースデイと書いてもらえばよかった!


いつものように「ダバ・インディア」で
カレーを食べたあと、木更津で実弾WAVEを。
ゲストはせきまさ。
一緒に何かをするのも5年ぶりだろうか。
時折見せる放心は変わらずで、
安心したやら不安やらの気持ちになる。

*放送の様子はこちらで!
http://www.834fm.net/blog/bangbang/category/jj/

東京に戻ってからは、せきと二人でメシを。
誕生日ということで、容赦なく沖縄そばをご馳走になった。


9日
原美術館にて「ヘンリー・ダーガー展」を。
掃除夫や皿洗いをし、天涯孤独のまま81歳で
その一生を終えたヘンリーさんの家には、
膨大な数の絵と物語が残されていた…

全裸の少女がライフルを持って騎兵隊を追い掛け回す絵巻物や、
頭に封筒を載せた石像が少年少女の首を絞めている
というデザインの山車を引っ張る、にこやかな表情の男女…。

大きな絵巻物の雲の中に、
明らかにメモ書きのような顔がひとつ描かれていたりする
あたりに、不遜かもしれないが、思わず笑いがこぼれる。

話には聞いていて、ウェブでも画像は見ていたが、
この、壮大なスケールで迫る、
発表を前提としていない絵が持つパワーよ。
ほんと、これは本物だぜ。


孤独の中で表現を続ける、というのも単純な言葉だが、
他人と繋がれる要素も、感情を垂れ流す要素も多い
ウェブがある今、そこまでのことをできる人がいるのだろうか。

懊悩とし続けるのも天賦の才なのか。


その後、OPAギャラリーでさかきくみこさんが
参加されているグループ展に寄り、
そのまま外苑前のダズルに移動。
akiさんのパーティーと二次会に参加する。


一日でいろいろ回って、色彩にあてられた感もあり、
その上、自分が飲んだ量がわからない瓶ビールの魔力。
やたらとフラフラしながら足は幡ヶ谷のコーセイ青年宅へ。
色のない部屋でジャンボらとビールを飲んで過ごすのが、
やはり落ち着く。


10日
ギャラリーに作品のピックアップに行くが、
タイミングが合わずに来週に持ち越しを。

その後は名刺を作ったりと色々。
BLOOD+」が終わり、
エウレカセブン」は貸し出し中ということで、
アニメは勝手に一段落。
これからDVDで「ソプラノズ」を見ます!

  • 写真

「実弾WAVE」ゲストのせきまさ。
ヘッドフォンが珍しかったのか、終始ソワソワしておりました。