5-8 風にころがる漫画もあった〜面白漫画倶楽部新春スペシャル〜

jitudan2008-01-09

5日
恵比寿で行われたホームパーティーに参加…と言っても、
取り壊しが確定したマンションで壁に落書きをしながら
酒を飲むという、人に言うのがはばかられる響きの悪い会だったのだが、
僕が着いた時には壁に「究極超人あ〜る」が描かれており、
その健全な方向性に思わず笑顔と涙が出るのだった。


思わぬ人に会えたこともあり、結局朝まで飲んでしまった。
いや、楽しかったですね。


6日
展示と「面白漫画倶楽部」の準備を。


7日
ネイキッドロフトにて「面白漫画倶楽部」の新春スペシャ
「私の人生を変えた一冊の漫画」を。


いつもは、他の方々が持ってきた
面白漫画を見て場当たりのコメントをする役割なのだが、
今回は「人生を変えた漫画」を紹介するというプレッシャーが。
そうなれば最初にくるのがビッグ錠先生か植田まさし先生、
いやいや、それとも「奇面組」か「お父さんは心配性」かも…
と、「一冊」が決められずに迷いに迷っていたのだった。


その迷いの中、やはり「原点といえば!」の思いで
紹介したのは、植田まさし先生の「フリテンくん」だった。


時事と家族ネタの「コボちゃん」、
サラリーマンとイタズラネタの「かりあげクン」、
ドジと小心の「おとぼけ課長」と、作品ごとに大きく分けられた
縛りが一切ない「フリテンくん」は、植田先生が、
思いついたギャグを全部描いてしまうというすごさ。


パッと読むだけでも、ひざをすりむいた子供のかさぶたを
食べるドラキュラや、チェーンソーに乗って走るおじさん。
四国とオーストラリアの会話など、
「植田ワンダーランド」、もしくは「植田の悪夢」と
言うべきめくるめく世界が広がっている。
子供の頃から家にあった植田先生の各種四コマで、
人生の機微に加え、「思いついたものは外に出す」という思考を
4コマ単位で学べたというのは、僕の人生にとって大きい。


エレクチオンナウ!」よろしく、スキャンした画像を
スライドにして紹介したのだが、好評のことでほっとする。
鶴岡さんとの会話も濃く、いいイベントでした。
しかし、トリの江戸さんは30冊くらい紹介してきたからね。
こっちが迷った意味がねえじゃねえか!ンモー。
いやほんと、江戸さんの漫画ラッシュによる満腹でしめるイベント、
最高でしたよ。


次回は正規ナンバーとしての「面白漫画倶楽部」が
2月の23日に行われますのでぜひ!


8日
かに三匹さんと共にロフトプラスワンにて
「面白映像探索隊」を見学させていただく。
ニコニコ動画YOUTUBEに上がっている面白映像を
ジャンルに分けて紹介。今回はMADビデオの歴史である。

面白漫画倶楽部を観に来てくださった主催の方が
「よかったらこのイベントにも」とお呼ばれしたのだが、
山本弘さん、唐沢俊一さん、眠田直さんという、
書籍でおなじみの方々が楽屋に居らして、素で緊張。
挨拶程度になってしまったが、イベントは実に楽しかった。
特に、フィギュアスケーターヤグディンのエキシビジョンに
ライトセーバーを合成して、ヤグディン剣舞をする動画は、
凄すぎて爆笑。
確かな手間が感染する、ウェブ時代(簡単な言葉ですネ)の
MADビデオは新局面に入っているのだろうか。

  • 写真

ホームパーティーにて声優の白石稔さんに会いました。
らき☆すた」関係のイラストを一件やったあとだったので感動もひとしお!

と、そのイラストですが、実は今月に発売される
PS2の「らき☆すた」のゲームで、
何かの条件で出てくるスペシャル画面の絵を一枚描かせていただきました。

スーパーログさんも参加されていますので、
漫画倶楽部をご存知のみなさまにも
ぜひチェックをしていただきたいです!
http://www.vridge.co.jp/homepage/contents/products/lucky_ps2/index.html