20-23 お稽古事はクラヴ・マガ

jitudan2008-05-24

20-23日
「サムライナンバーナイン」の公演が続く。


劇場の近くには以前「ナチュラルローソン」があったのだが、
久々に劇場入りしてみると100円ショップローソンとなっていた。
一気にベクトルが真逆になり、そして繁盛している。
中国産やらなにやらある昨今ではあるが、
皮肉なことに地元ではこうして染み渡ってゆくのだな…
と、考えながら僕も100円の買い物を続けるのでした。


本番は日に日にお客さんの数も増え、それに伴って反応もまた…
という、いい具合に楽日へと進もうとしております。
日曜日こそ席が少なくなりましたが、まだ若干あるようなのでよろしく!


帰宅後はDVDで「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム
などを。
CIAが作り出した人間兵器主人公が記憶喪失になり、
体が覚えている工作テクニックを駆使して
自分自身の謎に迫る…というストーリー。
この、「何もかも忘れていた男だが、とっさのところで一気に体が動く」というアクションがたまらなく、
第一作「ボーン・アイディンティティー」は最高に面白かった。
それだけに、一度このメカニズムを知った後で続編を観ることに力が入らず、
「それ以上に楽しい描写があるのだろうか…」と、これまで観ていなかったのだった
(最初の面白設定を「1」で全部やりきって、ニッチもサッチもいかなくなった
「デンジャラスビューティー2」という映画もあった)。


しかし、心配は無用だった。
「思い出しアクション」こそ少なくなっているものの、
主人公ボーンの人間兵器ぶりは観ているだけで楽しくなる。


セガールのような肉体的無敵感ではなく、
ダイハードのごときガンアクションに秀でているわけではない。
しかし、プリペイド携帯を駆使して監視・傍受しているCIAの行動を
全部すかし、先回りの待ち伏せをして一人づつ追撃者の戦闘能力を奪う。
そしてそこから奪った情報でまた他の人を追い詰めてゆく…という、
近代の諜報部員のすごさと、それを上回るボーンのすごさ。
この「すごさの説得力」にあふれた描写がいちいちたまらなかった。


三部作まで観ていると結局「お前はどこに行ってもやっていけるよ」
という気持ちになり、
主人公ボーンの謎自体にあまり興味がもてなくなるという
副作用もあったのだが、いや、面白かったですね。


そう、マイミクの映像ライター、牛津厚信さんが
「ハリウッドにおけるアクションのハードルは大きく上げられた」
と言っておられたが、大いにうなずける。
ほんと、これは新基準になるわ。
映画を観た方はこちらのコラムもオススメです。


牛津さんのブログ「セガール気分で逢いましょう」
http://cows.air-nifty.com/seagal/2007/09/post_337d.html

  • 写真

金曜日にはジャンボ仲根と菊地さんが来場。
その後はさくら水産で飲む。
しかし、ここの魚肉ソーセージはどこまで粉っぽくすればいいのか。
増粘多糖類の味が明確にわかる、というのも新鮮か。