13-14 週刊少年シャンピニオン

13日
コンビニなどを巡ってやっと先週の「チャンピオン」を入手。


実は45号から、我らのオッペンロン先生こと福ちゃんが、
「福島大丈夫」というペンネームとなり、短期連載を始めたのだ。
タイトルは「東京リリカ日記」。
1ページ1エピソードのショートギャグ漫画である。
読者層を考えた絵柄の変化と構成に、「悩んだんだろうな・・・」
との感想はあるのだが、祖父のキャラクターなどの濃い顔面は
おまかせの福ちゃん節。
これからの濃さを味わうには短期ではもったいない!
が、まずはこの連載を心から応援します。


明日「チャンピオン」が発売されますので、みなさんぜひチェックを!



14日
イラスト仕事を。
その後、DVDにて「アメリカン・ギャングスター」と
バットマンゴッサムナイト」を。


アメリカン〜」は、リドリー・スコット監督。
麻薬の売人でノシ上がる男と、それを追い詰める骨太の刑事の生き様を描く、
実話を元にしたドラマ。
売人にデンゼル・ワシントン。刑事にはラッセル・クロウと、
キャスト、スタッフ全部を一流どころで固める布陣。
二人のからみこそあまりないが、もう安心して観れることこの上ない。


団地突入のシーンはやはり貫禄があるなぁ。
細かくカットを割って割って、
時折、衝撃の絵を挟むアクセント。
ブラックホークダウン」もリドリー・スコットか。
流行を取り入れてかつ自分の味を出す。
というのも使い古された言葉だが、
やはり実際に出来ている人を観るとすごいですわ。


バットマンゴッサムナイト」は、バットマンの世界を
日本のアニメクリエイターが描くアンソロジー
「アニマトリックス」のような、10分程の短編が6本収録。


「アニマトリックス」よりはあまり遊びをいれず、
本当にコミックの1エピソードとして切り取っている印象。
もっとも、「アニマトリックス」は元が実写なので、
アニメにした時のハジケのハードルも下がってはいると思うが・・・
それでも、アンソロジーとして考えると、
米国コミック作家がモノクロでバットマンの短編を描く
「ブラックアンドホワイト」のほうがお話的にもアツかったか。
ニール・ゲイマンによる、バットマンとジョーカーのスタジオトークや、
ビル・シンケビッチによる、
真冬のマンション屋上でネコを捨てようとする親父に
バットマンが恐怖の説教など、忘れられない。


今作においては、「克服できない痛み」というタイトルだったか、
傷の痛みをおしながら下水路を歩くバットマンと、
放浪中のブルース・ウェインバットマン)の過去のエピソードを
重ねるものが気に入った。オチもグっとくる。


あと、最後のエピソード「デッドショット」における、
劇画的顔の濃さの絵も楽しかった、ブルース・ウェイン
財前丈太郎」の顔になっていたからね。


*ネットで調べると、セル版には特典ディスクに
アニメ版バットマンの名作エピソードやDCコミックス編集者による
悪役解説などがガッツリと入っているという。観たい!!
誰か持っている人いませんか?