15-19 シオマネキと「オーバーザトップ」ごっこを

jitudan2008-10-19

15日
新宿にてスーパーログさんと会って色々とフライヤーの話を。
そのまま渋谷に移動。
小林巨和さんやSphinkSの杉山むかでさんなど、
「実弾4」の打ち上げにこれなかった方々を交えて、
あらためて演者飲みを。
先日むかでさんが買ってきた「思い出の味」という、
佐賀県名産「がに漬け」をあけて食べてみたのだが、
その塩っ辛さに衝撃。


http://home.att.ne.jp/apple/moh/pages/camera/crab.html


シオマネキの身を荒く砕きながら、塩と香辛料につけこんだもので、
ドロリとした黒い液体の中にカニの甲羅やハサミが顔を出す姿は
原始の石油堆積といった趣だが、
その脅威の塩気の中に光るカニの味は、
そのまま食べるよりも何かの素材に・・・と、アイディアも浮かぶものだった。
「がにチャーハン」とかイケそうですね。


おかげでビールばかりかハードリカーも進み。
バーボンもあおってグダグダになる夜だった。


16日
マイミクのハルさんや野武士さん、駄犬さんらと共に
ステーキハウス「ミスターデンジャー」へ。
数年越しに誘われていたのだが、やっと来店することができ、
その感動のまま肉を食べ、また味に感涙・・・という流れ。
実にうまかったです!
ただ、自分は肉を食べると腹を壊す。という事実にもあらためて
気づくことができ、うまさと体調の反比例に苦しむのだった。
また食べたいのだが、うまく消化しきれないのかなぁ。


17日
イラスト仕事などを。
合間にDVDにて「再会の街で」と「スウィーニー・トッド」を。


再会の街で」はアダム・サンドラードン・チードルの共演作。
NYで歯科医として成功を収めているアラン(ドン・チードル)が、
街で偶然「9.11」で家族を失ったかつてのルームメイト、
チャーリー(アダム・サンドラー)と再会する。


心を閉ざし、自分のことさえも忘れてしまったようなチャーリーだが、
放ってはおけないと、あれこれと世話を焼くアランは、
人もうらやむ自分の生活の中で、
どこか先送りにしていた居心地の悪さにも気づいてゆく・・・
というストーリー。


テーマは重いが、いかにもコメディ作品ですよといったBGMもあり、
ゆったりと観ながらも、次第に芸達者な二人の、
かなしみの見せ方に引き込まれてゆく。


ゲーム「ワンダと巨像」やスクーターボードなど、
本編を通して登場する小物の使い方もいい。
いい感じに浮世離れしていて心地よかったですね。
BGMもそうだが、重さとのバランスに熟慮しているといいましょうか。



スウィーニー・トッド」は、街の実力者から妻にちょっかいを
出され、そのまま島流しにあって15年。
やっと自分の街に帰ってきた床屋(ジョニー・デップ)が
ミートパイ店の未亡人を巻き込んで復讐を遂げようとする・・・。


歌を歌うたびに思考が飛躍し、3段飛びくらいで床屋の頭が
おかしくなってゆき、なにひとつ気持ちいい描写がないままに
物語が進んでゆくという、悪意のカタマリのようなミュージカル。
1発歌が流れるごとに人のアタマがおかしくなってゆく。
というのは面白いなぁ。


しかし、ミュージカルの約束事を理解しない発言で申し訳ないが、
やっぱり歌というのは余裕のある行為というイメージがあるため、
恨みつらみや復讐がテーマになると、
そのギャップに笑えてしまうところがある。
高校生の時の劇団四季の「オペラ座の怪人」を観たことがあるが、
やはりそういう印象を受けたものだった。
「ええじゃないかの怪人」とか、誰かやらないなら僕がやります。



18日
昼はネタ作り。約束をすっ飛ばしてしまって申し訳なさを感じつつ。


夜、銀座の資生堂ギャラリーに行ったりして過ごす。
あの圧倒的な高級感よ。ディスプレイ方式はパクれないかもしれないが、
どこかモノにはしたいものだ・・・。
そのままチャズさんと合流し、デザイナーさんが集まる飲み会に参加。


19日
部屋にこもってこまごまとした作業などしつつ、
ウェブもところどころ更新したのでよろしくです!
ブログ以外は放っておいていつも申し訳ない・・・
http://www.jitudan.com/
(トップ絵や、ギャラリーの「コントライブ」カテゴリーに
「実弾生活3」のアニメ絵などをアップしました)


レンタル店の半額クーポンが今日までだったので、
電脳コイル」をまとめて借りてきた。楽しみ!
今から観ます〜

  • 写真

デンジャーステーキ。赤身でやわらかい肉が最高。
ワインとともにグイグイと食べるのがよかった。
残してしまった肉は犬にあげ、そして隣の練習生は歯を食いしばって
練習にはげむのだった。彼こそが後のスタン・ハンセンである。