山内洋子全作品

5日
昼、池袋scumへ、映画監督山内洋子さんの自主映画上映会に。
「乙女のソワレ」と銘打たれた昼の部。
人をどこまで気恥ずかしくさせるのか、がテーマの
いわゆる「乙女チック」ではなく、
ドロドロした情念をことさらえぐる「オンナ」の部分を見せつけるでもなく、
登場人物のどうしようもない状態が、
どこか能天気に見える作風が楽しい。


ゆるい女が自分探しをしに戦場へ出向き、
命を救ってくれた男が生死の境にいる中、
男のカツラに気づいて幻滅ノという流れは、
スパンスパンとむなしい銃声のする戦場と
マッチして、実に喜ばしかった。


他にも「乙女天国」という、山内監督を含む3人のユニットが、
それぞれに5分の短編を流すというコーナーがあり、
藤井徹監督の作品に、正しい妄想の形を見て感動。
女の子二人の何気ない、でもちょっとレズっぽいなという会話を4分。
残り1分で納得の気持ちよさを見せてくれた一本は特によかった。

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携帯ショップが清潔さを売りにしていたのでドキッとした。
いやいや、「清潔な店で買おう」とアピールする
言葉自体がドギツクて新鮮なのか。