ニュースの天才

帰宅後、DVDで「ニュースの天才」を。
大統領専用機にも置いてある格式ある雑誌の若き記者
ティーブン・グラスが捏造記事を書きまくっていた…
という実話の映画化。


主人公である記者役のヘイデン・クリステンセン
スターウォーズ」の時も思ったのだが、
テンパッてくると目の焦点がズレだし、散眼化するというか、
ありていに言えばロンパり、非常に凄味のある顔になる。
後半、ウソがバレ出して言い訳をしまくるところとか
ヤバかったですよ。


映像特典として、スティーブン・グラスについての
ドキュメンタリーがついていた。
捏造がバレて報道界から抹殺。
その後5年間セラピーに通って司法試験合格。
おそらくは自分をモデルにした小説を出版し大金を得る。
刑事罰はない。
あふれる才と間違ったベクトル。
若干ふくよかになった顔で
「あの時はウソをとめられなかったですね」
「いや、大変でした」と淡々と語る様子の違和感。
元・同僚が「思い出したくない人間だ」というのもうなずける。
人のエネルギーを吸いそうな人間だった。
まさにダークサイドだよ。