8-10(sat-mon) バリオクとクラブの煙たい関係

jitudan2005-10-11

8日

昼、荒川沖にて「ゲームぱにっくつくば」に。
このイベント、我々の事務所は今回で最後ということ。
メダルゲーム機の轟音の中、
巨大なエスカレーターの間にはさまれたステージで
お笑いミニライブ…というカオスな空間だったが、
やはり最後は感慨深い。
それでもノリはいつもの感じで終了。
うまい棒をばらまいて帰ってきました。


終了後、渋谷に出て大田垣さんと食事。
久々ということで、ライブの話などを中心にベトナム料理を。
出てくるものが全ておいしいという
ド鉄板の店で、話もはずむ。
香菜にまみれていい時間を過ごさせてもらいました。


9日
ホリプロライブ。
終了後、そのまま新高円寺へと引っ越したという、
昔なじみのMのところへ遊びに行く。

ずいぶんと広いところに引っ越したようで、
これからは高円寺に行くことが増える予感が。
部屋にカラフルなミラーボールが回っていたのには笑ったが。


酒を飲んだあと、
御多分にもれずクラバー(と言うのか?)
なMのテンションがあがったようで、
タクシーに乗せられ、どこかのクラブに連れていってもらう。


しかし、クラブというのは過去に何度か
行ったことがあるが、今だに苦手だ。
単純に音がうるさいと思ってしまうのですね。


本来、人間の心を内から解放すべき音楽が、
あの大音量により、身も心も抑えつける外圧となって、
どんどんと自分を内省的な気分にさせてゆくのは皮肉である。


しかし、なぜかそこのビールはうまく、誘ったMのおごり
というのもあって酒は進む。
天井に張られた光ファイバーの管の、
ぼんやりとした光の収縮がこしゃくでいい具合だ。
テーブル席の奥になぜか雑誌コーナーなどがあり、
キカイダー」の文庫があったので
読みふけるのもいいトランス体験だ。


救いようのない「キカイダー」のラストに若干へこんだところで
女の子がいきなり顔を近付けて話し掛けてきた。


音がうるさいので、いきなりこの距離になるのが
なるほどクラブの利点なのだろう。ニヤついて返事をすると
「タバコちょうだい」とのこと。
吸わないんだ。と答えるとその子は
灰皿の中に手を入れて、
できるだけまっすぐのタバコを選別して口にくわえた。
ちょいと着飾った女の子が、
いきなり次元大介ばりのアクションである。これには驚く。
「すごいなオイ」
「お金ないの、高校生だから」
「余計すごいな」
「タバコないの?」
「ねえなぁ」
「お金は?」
「ねえなぁ」
狙いがわからないほど野暮ではないが、
先の次元アクションで僕のテンションは下がっていた。


その後、扉の外で軽く話したのだが、
地元に住む女の子でよく遊びにくるとのこと。
「もう帰った方がいいんじゃないか」と言うと、
「うん、眠いから今帰るとこ」と答えて、
店の横に倒れた自転車に乗り、本当に帰っていった。


そのトシからクラブ通いの刺激を受ける青春とは、
メリットもデメリットもずいぶんあるだろうが、
意外に素朴な受け答えと、ママチャリに乗った後ろ姿は、
その年頃のほほえましさを十分感じさせ、
ちょっと気分が明るくなった。


店に戻るとMが一心不乱に踊っていた。
回りの人は確実に人一人分の空間を空けていた。
Mは目を閉じて最高の表情をしており、本当に楽しそうだった。


ああ、眠いとかなんとか言ってられんわ。
こういう所は元気な奴が勝ちなんだな。


10日
昼、中野ウエストエンドスタジオにて
メタリック農家の公演「仮」を。
今回、フライヤーのイラストの他に舞台セットの絵なども
やらせてもらったのだが、セットの豪華さ、丁寧さ、
そしてもちろん内容と、本当、見るたびにわかりやすく
パワーアップしている劇団だ。
こういうの見ると、ほんとコントライブでもeq.
にもっと予算を使わせて思いっきりやってもらいたい・・・
と思ってしまうよ。


帰宅後、「バリオク!」の放送を。
競り合いを出すためにプレゼン内容はカットされており、
芸人としてはちょいと残念か・・・とも思ったが、
好反応の後に落札という結果になって、やはりうれしい。


そう、まだ具体的にプロジェクトは動いていませんが、
今回、渋谷109などで展開しているファッションブランド
「SLY」様に僕のキャラクターを買っていただきました。
将来的なマルキューデビューのためにも、
改めて六本木のクラブなど行くぜ!

  • 写真

やっとipodにジャケット画像を全部入れました。
このソフトの操作性、今まで使わなかったのがもったいなかったなぁ。
と、Rioから乗り換え、すっかり今やアップルファンとなりました。