16-17(thu-fri) コート紙の砦

jitudan2006-02-18

16日
レンタル半額セールを利用して、
ラーゼフォン」をラストまで一気に。
碇シンジカミーユを足した性格の17歳という、
「凶暴な甘え」を持つ主人公が神となり、
「オリンは世界の調律を」と漢字に直すにもいちいち
謎な言葉を言い続ける女に導かれ、
ギャーとか言いながら世界を崩壊させる中、
ウラシマ現象により12歳年上となった
妙齢の幼馴染の救いを得て、無事世界を
幸せな状態に再構築する…というストーリーだった。


カバラ密教など、宗教的な事柄を随所にちりばめて
それっぽい気にさせた「エヴァンゲリオン」とは違い、
音楽がテーマとなって「あなたは奏者」「世界の調律」
というセリフが飛びかう今作は、
元からなにがしかのありがたみが存在する宗教ワードを
使わないだけに、余計に登場人物のアタマが
おかしくなっているように見える。


しかし、半分に裂けた巨人の頭が転がっている無人島で
女の首を絞めて「キモチワルィ」と言われて幕…
というラストよりは、
ラーゼフォンが虹色に輝く磁場で人を圧死させながらも、
最後はそれらをひっくり返して
「作り直したから幸せ!」と言いきってくれる方が
救われるのかもしれないな…と、
ノイローゼになるくらいまで見た「エヴァ」の記憶から8年、
すっかり日和ってしまった僕は思うのでした。


しかし、それでも「世界を一度壊す」という
展開にいくのはなんとかしてもらいたい。
壊したまま戻ってこない
豪ちゃんの「凄ノ王伝説」のトラウマを思い出すよ。


17日
秋葉原で「アクションリプレイ」の打ち上げ飲み会に。
これまで紙面を通じてしか存在を知らなかった
ライターやイラストレーターの方に会うことができ、感激。
そう、久しぶりに影山のぞみちゃんにも会うことができた。
フットサル、まだ続いているようで何よりです。


帰宅後、DVDで「アラモ」を。
ビリー・ボブ・ソーントンの色気の百分の一でもあれば、
全ての男は幸せになれるのだろう。

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これは期待のハードルが上がるぜ。