31−6.2 ゴリラと握手で手を砕く

jitudan2006-06-03

31日
三鷹ジブリ森美術館へ。
正直、ジブリの作品はディズニーと同じで
「好きですごいとは思うが、大好きでたまらない、
というわけではない」という感覚のため、
美術館に行くのはどうなるものか…と思っていたが、
同時に開催されていた「アードマン展」が
どうしても気になっていたのだった。


しかし、「子供が迷子になるように…」
との声で作ったという美術館の中は
なるほど感が満載の空間で、
トイレひとつ入るにでも、
ああ、この壁紙はこだわっている…
というムードを感じることができる。


会場に入ると15分ほどの短編映画を一本見ることが
できるのだが、イバラードを元にした
星をかった日」がとてもよかった。


発動機を付けた自転車に野菜を沢山つめこみ、
半機半人の状態で、
何もない土地を煙を出しつつゆっくりこいでゆく主人公…
と、井戸水をくむ際の、あふれるプルプルの水感といい、
異世界の日常を贅沢に味わえた。


もちろん、併設のアードマン展も、
半立体のレリーフがところどころの
コマにはさまるスタジオの歴史コミックが
最高でした…と、なんだかんだいって
たっぷり楽しみましたね。


帰宅後、DVDにて「キング・コング」を。
謎の島にて3匹のティラノザウルスを相手に
工夫あふれるファイトを繰り広げていたコングが、
クライマックスではビルに登り、
届くわけのない複葉機に向かって
ただただ手を振り回し続けた挙句、機銃に倒れる…と、
都会に連れられたコングがあらゆる意味でかわいそうだった。


通して観れば、ナオミ・ワッツ演じる女優にせよ、
脚本家のエイドリアン・ブロディにせよ、
登場人物全員が最後までロクな目に遭わないという、
ガチガチのハリウッド映画にしては珍しく
不幸満載の作品だった。


1日
夜、新宿ゴールデン街劇場にて
アル北郷さんの単独ライブを。
「半生の記」と題して、
21歳までの自分をトークで振り返る今回、
トークももちろんだが、年表のまとめ方にアル流の
文章の面白みを味わえ、あの空間で贅沢な時間を過ごす。
7月1日に催される次回が楽しみですね。


2日
アクションリプレイの原稿を。
その合間にグループ展のアイディアもまとめる。


そう、今月の20〜26日まで、
京橋のバードックギャラリーというところで、
映画を題材にしたグループ展「シネマ展」に
参加することになりました。


タロットカードに続いて今回もなにやらカード企画を…と
思っておりますので、作品が出来る前からアレですが、
よろしければぜひ遊びにいらしてください!

  • 写真

最近の大ヒットアイス、「PARM」。
メーカーがエスキモーということで、
まさにバーアイスになった「ピノ」という味わい。
これ、鉄板ですよ。