11.29-12.2 「時かけ」でソバたぐるわたしの冬

jitudan2007-12-02

29日
展示の準備をしつつ、家でゲームをしたり「天牌」を読んだりと。
そう、ちょっと前にDVDでアニメ版「時をかける少女」を見たのでした。

登校は遅刻気味、勉強は苦手だが、
学校が終わると仲のいい男子生徒二人と野球をするのが日課という
女子高生の主人公が、ひょんなことから時間をさかのぼる能力
タイムリープ」の技を身につけたことにより、生活が一変する。


妹に食べられたプリンを二日前にさかのぼって先に食べてやったり、
成績の悪かった小テストに再チャレンジしていい点数をとったりと、
小物感を全開にして楽しく過ごしていたのだが、
自身の小さな幸せはやがて他者の業のねじれを生んでしまう…
というストーリー。


テンポよく、コミカルな演出に加え、人物・背景描写の妙。
自転車がふっとぶとか、夕方の土手とかいいですねぇ。
絵がよくて話に引きがある。これがつまらないわけがない…
ということで、一気に引き込まれてしまった。


すべてを巻き戻して過ごす便利さは、
他人の気持ちに気付くまでの助走ということか。
何度も巻き戻して青春を味わう贅沢さ。というのは本当にグッときますね。


ただ、人は自分が経験していない時代には戻れない…ということで、
自分が十代に戻っても放課後に野球に付き合ってくれる
女の子もいなければ、野球をやるような身でもない。
浜辺で焚き火ばっかりしていたわけで、つくづくさみしくなるぜ。


30日
新宿で一件の打ち合わせ。
来年のアタマからけっこう仕掛けますので、しばしお待ちを!


12月1日
もう師走である。
2007年の総括はまた年末に行うとして、
今年は秋に前述の来年の仕掛けをやりすぎていたので、
年越しの準備がヤバイのでした。
袋ラーメンがおせちになりそうだな。


夕方、新宿FEWMANYにて小石川ユキさんと
多肉植物ショップ「solxsol」のコラボ展を。
サボテンをテーマにしたイラストと、
そしてサボテンの鉢に描かれた絵が組み合わさり、
乾いたサボテンの中にひそむ艶やかさを掘り起こしてくれる展示でした。


その後、代々木ギャラリーに移動し、アダチサトシさんの個展にお邪魔する。
ファッションイラストと劇画の融合…
と、口で言うのは簡単で、まったくイメージもできないのだが、
アダチさんの行く先はそういうラインが見えるような気がした。


2日
展示の準備やARの原稿を。


と、急に思い出したのだが、
女の人がピンチを察すると「キケンキケン…!」と
アタマの中で危険のセリフが出てくる漫画がなかったでしょうか?
峰岸とおる先生の漫画であったような…
なんだか急にもやもやしてしまったので、どなたかお助けください!

  • 写真

最近、袋ヤキソバなどはフライパンのまま食べると、
食べ進んで行くうちに固焼きソバチックになったりして
楽しめることに気付く。