13-15 はぜるトンちゃん。中華の誘惑

jitudan2008-01-16

13日
東京ちひろ美術館にて「初山滋展」を。
敬愛のサイト「ズキズキどんぶり」の
「たべるトンちゃん」のレビューでしか存在を知らず、
http://www.ne.jp/asahi/zukidon/haruka/zukizukidouwa/ton/tontyan.html
このくだけた作品の原画があるならぜひ見てみたいものだ…という
くらいの勢いで出かけたのだが、いや、すごすぎました。


もちろん「たべトン」の線画などもあり、
戦争前のおおらかなブタのポンチ絵などにニヤリとしたのだが、
童画界の巨匠としての水彩画の世界の広さにぶっ倒れた。
どんな絵も圧倒的に楽しく、そのあと、すこしかなしい。
「遊び」のはじまりとおわりがあふれている。そのヤバさよ。


特に森の中で季節の妖精が踊る「はるのはこび」は忘れられませんね。


その後、デザインフェスタギャラリーに行ってフクダケンジさんの個展を。
鉢植えやちゃぶ台をキャラクター化した「和メン」フィギュア。
ピンクに塗った鉢のキャラがヤンキー化しており、
腕に「農薬」の刺青があるなど、毎度毎度細かいところも面白い。
大きいものも見れて満足。
http://karogaro.com/wamen_top.htm


しかし、たとえ思いついたとしても、確かな技術がなければ作れないのが立体物。
昼の水彩もそうだが、こうして「地力ありき」のものを見ると、
思いつき先行からパソコンで内容を「まとめて」しまう
自分の小ささを知るなぁ。


展示のDMも届いたし、もっとじっくりと力をつけるようにやろうと決意。
あ、あと二週間か。地力云々じゃねえじゃねえか!


14日
渋谷でネタ合わせ。


15日
事務所にてネタ見せ。
その後、展示の準備をしつつも、いい時間帯で山田ユカさんから
「オッペンロン先生と飲んでいる」という電話を受け、下北沢へ向かう。
久々に会う二人に展示のDMを渡し、今回の文章先行企画ということで、
「山田の書きもの」の山田さんに色々アイディアなどを聞いてもらった。
が、一夜明けて憶えているのは途中から来たジャンボ仲根が
パワーアップしていたという事実だけだった。


山田さんのサイト「山田の書きもの」
http://www.yamadano.net/
架空の商店街と求人情報が描かれた短編が充実です!

  • 写真

短期留学でかぶれてしまったジャンボ仲根。
ではなく、2008年はこういうネタをやっていくみたいです。
そもそも、この格好で店に入ってくるんじゃねえ!