18-21 ポニョとWCC、それは崖から落ちる汗

jitudan2008-07-21

18日
昼、AR編集部にて打ち合わせ。
の後、Y君と会って台湾のあれこれを話しつつお茶を飲む。
秋葉原、元が飲食の弱い土地だったが、
いざいい喫茶店を見つけるとなると、
昔の通りに出たほうがいいから、捨てたものではないですね。


夕方はMOTTに寄って、報告をかねつつロビーで飲む。
「一儲けして作品買いに行くよ」とデカいことを言って
出発したのだが、大きいのは土産話だけだった。無念。
しかし、この空間はやはり落ち着くなぁ。


19日
午後、雨宮秀草ちゃん、小石川ユキさんと共に
代官山のギャラリー「LELE」にて催されている
タケヤマ・ノリヤさんの「KOEDALIAN展」に。
http://www.juniemoon.jp/jpn/gallery/


キノコの頭を持った女の子が世の人の悩みを解毒する・・・
と、癒しでありながら、名の通りのドクもある「ドクッキノ」
の新作も読むことが出来て満足。


タケヤマさん、ウエストバッグに100円ショップで買ったという
盾をつけており、それがまた格好よかった。
僕もサープラスモノのカバンを2個繋げて改造カバンを作っていた
もので、そのモチベーションが上がる。
これはカバンがなくなったからことから来ることでもあるが…


20日
昼、ビックサイトで催されている
「ワールド・キャラクター・コンベンション」ことW.C.Cに。
前日の段階で小石川さんからお話を聞き、話が盛り上がって
そのまま同じ三人で来場。
ワンフェス的なトイメーカーやインディーズブランドによる
ブースあれば、デザフェス的なクリエイターによるブースありと、
一粒で二度美味しいのか、数粒食べないと物足りないのか、
そのあたりの判断は微妙だが、ブースにてHARIKENくんに会えたり、
ひさびさにやかんさんに会え、
正業中のEMUさん、せた〜んさんにも会えてテンションは大いに上がった。


夜は新宿バルト9にて「崖の上のポニョ」を。

( ネタバレのない範囲での感想です)

ハウル」と続いてこの「ポニョ」、
お話上のベタな盛り上がりは全部捨てている印象。
なのでアラがどうしても目立つ。


まずそこに肩透かしを食らう映画ではあるのだが、
考えてみればもう齢70近く、
かつて最高のエンターテイメント作品を撮っていた巨匠なのだ。
もうお話の詰めとかそういうのを意識しなくなり、
「オモロイと思った絵を描きますよ」という姿勢で映画を作っていい立場の人である。


ただ、やはりすごい映画ではあった。
絵がとにかくいい。よすぎる。


忘れられないものを見る。ということが出来るのだから、それはすなわちいい映画だが、
アートアニメ、とまでは行かないまでも、今後の宮崎作品、いや、ジブリと言いましょうか、
より「雰囲気モノ」として、見る目を変えていったほうがいいと思う。
「笑って泣こう」といった感動をするつもりで観に行かないほうが吉ですね。
そうした部分は予告でやっていたピクサーの新作「ウォーリー」に任せよう(僕は予告で泣いた。あれはたまらん)。



しかし、「ゲド戦記」、「イノセンス」もそうだったが、最近のジブリ作品は、
宣伝と内容の差がありすぎるようで、
上映後のキョトン感がすごいことになっている。
これはよくない。が、そうしないと人が来ないのもわかる。
つまり観たい映画の予告は観ないのが吉です!
そうすれば余計な混乱もなく、ネタバレもない。
僕はすっかりダイジェスト版になっていた「フォレスト・ガンプ」の頃から実践しております。
(「ウォーリー」の予告も途中で目を瞑りました。今も観なければよかった…と後悔しきりです)


21日
イラスト仕事などを。
ソフマップで気になったゲームが安くなっていたが、
考えてみれば締め切りもあったのだった。

  • 写真

異様にデカい肉を食っている子供。「999」のビフテキか。