26-29 カラテ・キャットの企画を通す

26日
桔川友嘉さん、小林きな子ちゃん、
森谷ふみさんというメンバーで飲み。

この実弾色の濃いメンバーの恐ろしさよ。
ガールズトーク(この言葉、似合わねぇなぁ)
に割り込むずうずうしさを見せながらも、もちろん、
コントライブについての話から、みなさんの演者としての声を
沢山聞くことができて充実、そして深酒。
次回「実弾生活6」の日取りも決まったところで、あとは演者である。
いい方向に転がれば…と夢想しながら。


27日
秋葉原にてARの取材。
その後、祐天寺に移動してエレチョのお二人と飲み。
デザフェスの反省会という名目ながら、早くも次の企画も出てくる。
夏に何かアツいことしたいですねぇ。


28日
夜に新企画打ち合わせを。
帰宅後はARの締め切りに追われつつ。


29日
勝手に一段落つけて、部屋にDVDプレイヤーを取り付ける。
今までパナソニックゲームキューブ一体型DVDプレイヤー「Q」
使っていたのだが、引越し後に取り出したら
見事にぶっ壊れていたため、ヨドバシにてプレイヤーを購入。
今はHDMI端子がついていても1万円しないんですね。
数千円で買ったプレイヤーとはいえ、デジタル端子の画面に感動!
早速、借りてきた「300」と「カンフー・パンダ」を。

「300」は、スパルタの屈強な戦士300人が、
数十万のペルシア軍を相手に防衛戦を行う姿を描く、
同名グラフィック・ノヴェルの映画化。
監督は「ウォッチメン」の、ザック・スナイダーだが、
この人の映画は見た事がなかったのである。

緩急を付ける。
という表現をそのまんまやったらすごいことになった…
という、アクションシーンにおける
スローからのスピードアップの連続は、観ながらうなずきの連続。
こうした表現は、それこそ人間をどこに置いてどこから襲わせるか…
という配置の妙の勝負だが、もうドンピシャリすぎる。

一連の殺陣を見せながら、後ろに切り飛ばした人間が虫の息になり、
しばらくすると近くの兵隊に止めを刺される…
という流れまでが見事に決まっている。

背が高く、やたらとゴツいツルッパゲのイケメンという、
敵国ペルシアの王のいやらしさも見事。
あれは近くにいてほしくない人間だ。
主演のジェラルド・バトラーの、
花王のマークのごとく斜めに切り出したアゴヒゲも面白い。
…と、この映画についてはお話云々というより、
思い出す限り細部について書き出していきたくなる。
原作、買わなければ。


カンフー・パンダ」はドリームワークスの3DCGアニメ。
カンフーマニアのパンダのポーは、
父親(なぜか鳥)のラーメン屋を手伝いながら、
カンフーマスターへの妄想をたくましくしている。
そんな中、ひょんなことから伝説の導師に、
「やがて来る災いを退ける龍の戦士」として指名されるのだった…

いや、これは傑作ですよ。
カンフーは好きだが、自分が本気でやることまで考えてはいなかった。
美味いと評判のラーメン屋も、喜んで手伝っているわけでもない。
そんな、何者でもない自分と向き合ったとき、その力が段々と発揮される…。
この、「隠された力を見出す」という見せ方がうますぎる!

かつての弟子を暴走を招き、心を閉ざした老師の変化と一体となり、
食いしん坊で打たれ強いパンダのポーの能力を開花させてゆく。
この、全力で壁に当たっても目を回すくらいですんでいる。
ポーのギャグ的な存在感を戦闘方法まで高めて、大いなる敵と戦う。
という流れにうなる。
この戦闘方法により、「必死に修行を積んでいる兄弟子はかませ犬か」という疑問にも答えている。
(ギャグの登場人物が一番強い。というのは鳥山明先生も描いていましたね)

キン肉マン」「闘将!ラーメンマン」など、
僕はゆでたまご先生の描く泣かせ描写に弱い。
(リンゴばっかり食べさせられるラーメンマンの弟子、
シューマイが逃げるエピソード。
そして泣ける漫画のナンバー1エピソードと聞かれたら、即答で答える、ロビンマスクVSマリポーサでの、
テリーマンキン肉マンについて語り、ゲキを飛ばすあのシーン)
そして、この映画はえらくゆで的な匂いがするんですよね。泣ける泣ける。

「片腕ドラゴン」など。昔のカンフー映画を見たら、
かつてゆで漫画で読んだシーンなどが出てきて、
その元ネタを知るのだが、ピクサーをはじめとして、
とことんベタを極められ、ストーリーのまとめの凄さには
定評がある現代の3Dアニメ。
これらのジャンルのベタも研究しつくしている。

なんて、ほめすぎて最後に書くのも恐縮だが、
そうしたカンフー映画、漫画的なベタを色々入れているだけに、
(カメの導師の去り方など)、キョトンとする人もいるかもしれないですね。
これ、みんなに観てほしいなぁ。



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この店名、ぜひ行かねば。