4-7 バースデイにロウソクたらす

4日
DVDにて「アポカリプト」を。
スペイン侵略前のユカタン半島の先住民が、
当時のマヤ帝国の奴隷狩りに遭い、
主人公がからくの脱出をする姿を、ただただ執拗に描くという作品。

本当、追われて逃げる。というストーリーではあるが、
そこは監督のメル・ギブソン。映画のイロハを詰め込んだ
演出がミッチリと展開し、手に汗握りすぎて蒸発するほどのアツさがあった。
緊張しすぎて笑いまで出てしまう。というレベルの映画ということとは、
シリアスなものとして振り切れているということだ。すごい。
特に黒ヒョウが出てくるところは死ぬほど笑いました。

マヤやアステカの描き方などは、
手塚治虫の「三つ目がとおる」くらいしか記憶にないのだが、
実写で見ても、当時手塚先生のマンガで感じた
「こりゃないだろ」的な残酷さを平気でやっていたので、
やっぱりマヤやアステカというのはそういうくくりで見ても
平気な文明なのだな…と実感。
いや、ここで団体の抗議とかあると、それこそ主人公よろしく
逃げる準備が出来ていますが、
奴隷の心臓くりぬいて民衆大喜びとかの描写見ると、そう感じますよ。


夜は新宿で「面白漫画倶楽部」メンバーで、7月4日にあるイベントの打ち合わせ兼飲みを。
本当、歌舞伎町の「庄助」でバーボンソーダを飲んだが、
あそこのウイスキー系は絶対ヤバイもん入っているな。
シングルの分量が規格外なんじゃないだろうか…。鬼の深酒を。


5日
夜、ワタナベカズヒロさんと食事がてらの打ち合わせを。
久しぶりにガッツリと話し込みながら。面白企画の件も。
詳細詰めて近々出させていただきます!

と、久々のナベさんのバンド編成ライブが19日にあるみたいですが、
ホリプロライブとかぶっている…無念。と思っていたら、
なんと共演者にcutie paiのお名前も!
このシンクロニシティ、つくづく無念…誰かレポートお頼みします!


6日
昼、原宿アメーバスタジオにて「モンキー&パイソン」のMCを。
本日のゲストはBerryz工房からのお二人ということで、
一干支以上離れた女の子たちとのトークを。
http://profile.ameba.jp/bidan-studio/

ラッピングバスをスタジオ前に乗り付けて登場。というハデさがうれしい。
本宮ひろ志マンガの殴り込みのようですね…と話したら、
意味はわからないだろうがすごく笑ってくれた。いい子たちだなぁ。

放送後、CDをいただいたのでお返しに、寄稿した文芸誌「names」を。
対象年齢は高めのzineではあるが、何、この心遣いがある方々である。
楽しんでくれるだろう。
Berryz工房の新曲「青春バスガイド」は絶賛発売中です!
と、僕も微力ながら宣伝させていただきます。
http://www.dohhhup.com/movie/Q8djs0NZBn70IZB4PhLfLvz161271sTQ/view.php


午後は小林巨和さんと打ち合わせを。
塩漬けか…と思っていた思いつきだったが、
衣裳の件で相談してみると一気に動き出した!すばらしい。
費用稼がなくては…ということで、名刺作りとか受け付けますぜ。


夜はAMAへ。SphikSのお二人やかっとん、つねちゃんと合流できたので、
そこからのラッキー餃子での食事となる。
途中、「モクモク村のケンちゃん」という単語を思い出して聞いてみるが、誰もわからなかった。
僕も単語だけで絵がまったく浮かばなかったのだが、むかでさんからの情報で再販していることを発見!
そう、自分はリバイバルブームのターゲットの世代なのだ。
英語教材を自分の子に読ませたいとかなんとか、本当に外れている…
「モクモク村のケンちゃん」
http://britannica.co.jp/mokumoku/index.html


7日
青山リビーナにてAVCのグループ展に。
平島タクミさんのPSPを使ったドット絵展示が気持ちいい。あれはパクりたい!


その後、DAZZLEにて福士さんやクーさんが参加されているグループ展に。
雑貨、ぬいぐるみなど充実の内容。森をテーマにした展示だが、
それぞれの解釈、ここまで明確に違うものがあるというだけで、
生命から闇の恐怖まで、なんでもある原始の森を感じる。
いや、かわいい雑貨しかなかったんですけど気持ち的にね。


夜は王子小劇場にて津田記念日プロデュース公演「炭酸の空」を。
地球滅亡の日のカウントダウンが迫る中でのシェルターのお話であり、
設定はシリアス、基本会話劇なのででかい仕掛けはなし…となると、
ヘタすればただただ暗く単調な話を見せられる危険性はあったと思うが、これがメチャクチャ面白かった。
アポカリプト」ではないが、緊張が高まりすぎて笑ってしまうというシーンを
いくつも見られただけでも価値がありすぎる。


家に帰ってメシだのお菓子だの食べていると日があけて8日。誕生日となった。
33歳になりました!
が、また一年、おれは売れなかったな…と、目頭を覆うのもまたわたしです。
だが、やることは多い!10月に実弾生活はあるし、夏にも新企画をやろうと思っております。
32歳の誕生日には「みなさんに多角的な面白を…」と言っていたが、
1年たってもその気持ちは変わらずということで、これからもみなさん、よろしくお願いします!



  • 写真

ヒゲもそらず、33歳。
「names」は一部書店、そして僕のイラストイベントなどでも発売中です!