1.29-2.4 恵方巻きの信管はずす

ダメだ、日記の体裁が元に戻らぬ・・・
とりあえず今週末は、金曜日が18時くらいから。
土曜日が16時からラストまで。
日曜日は15時くらいまででしょうか。

ただ、土曜日はトップ焙煎人anonimoさんによる、
展示をイメージしたコーヒーが登場する
コーヒーパーティーがありますので、お待ちしております!
当然酒も飲みます。


29-31日
昼は原稿、夕方以降はギャラリーに。
土曜日はジョージさんがご来場。
その後はジャンボ仲根を交えて、ラッキー餃子にて飲む。
すごいカタカナの羅列だなぁ。
ともあれ、すごく楽しい飲みでした!
This is it」のLIST上映はぜひとも!

31日は「キャラキング」でお世話になったディレクターさんとの飲みを。
話をじっくりと聞いていただき、感謝。
今年に入ってからはパラノイアとの闘いが激しくなっていたのですが、
晴れ間が見えた気持ちです。


2月1-2日
もう二月か…。本当に早い。


考えてみれば年始で観たDVDなどの感想を書いていなかったので、
トシをとることの恐怖感を隠すべく虚構へ逃げます。
「THE FALL 落下の王国」と「その男、ヴァン・ダム」


「THE FALL 落下の王国」は、「ザ・セル」のターセム監督の新作。

腕を折って入院中の少女は、ヒマにまかせてオレンジを
窓から神父さんにぶつけるなどしているイタズラな子だが、
映画のスタントマンの青年と出会い、
彼の話す「独裁者に対する壮絶な復讐の話」という作り話に夢中になる。


青年は青年で、彼女を映画スターに取られた上にケガまでしてしまい、
絶望の中、作り話の中に自分の身の上を語り、
その続きを聞きたがる少女をダシに、
自らを始末する方法を模索するのだった…というストーリー。


面白い!!劇場で見なかったことを後悔しきり。
見所の作り話のシーンがとにかく美しい。
世界の名所と優雅で美しい衣裳。
引きの絵が贅沢すぎてたまらないですよ。
個人的には敵兵のデザインが特に気に入った。
コップを逆さにしたようなカブトとかよかったなぁ。


作り話をハッピーエンドにするかどうかは
青年の胸三寸なのだか、現在の自分に引きずられる物語は、
人が望むようなハッピーな展開にはなかなかならない。そこがいい。
自分でも止められず、作り話にさえ希望を見いだせない。
というのは身に詰まされますよ。
クライマックスのやりとり、
ただ言葉だけなんだけど、あれはグッとくる。

あと、女の子が曙のミニチュアみたいな顔をしているのだが、
妙に愛嬌があってよかったです。


「その男、ヴァン・ダム」は、ジャン=クロード・ヴァン・ダム
本人役で主演。という映画。
昔はアクション映画でブイブイ言わせたが、
今は今一つな企画しかなく、離婚裁判では娘の親権を奪われ、
弁護士への支払いも滞る始末。
そんな現在のヴァンダムが、ひょんなことから郵便局強盗に間違われ・・・というストーリー。


ヴァン・ダムは、僕らの世代では避けては通れない俳優だ。
「サイボーグ」のブーツナイフ、
「サドンデス」のポテトの油に悪漢を入れ込む、
そして、ほぼすべての映画で見れる開脚両足キック・・・
彼のアツく面白いアクションを地元北海道の片田舎で、
シコシコとVHS上映していたものだった。


しかし、そんな僕でも、近年の彼のことはまったくチェックしていなかった。
そしてこの映画は、そんな、ヴァンダムのことを忘れていた人間へ、
彼自身が「俺はここにいる!だが復活はしていない!」
と、大声で自らのかなしい立ち位置を叫ぶという作品なのだった。
泣ける。というよりヴァンダムに謝りたくなる。今まですまなかった。


しかし、セルフパロディなんて、
一度大スターになっているから使える手法なわけで、
こんな若手から言われること自体、彼のヘソを曲げさせてしまう
発言でもありますね。そのあたりも含めてすまなかった。


個人的にはタクシーの中でバアさんの運転手に
延々とからまれるシーンが最高でした。
ヴァンダムが眠そうにしていただけなのに
「あんたの態度は最悪だ」と責め、
説教が一段落したと誰しも思ったタイミングで「まだ許さないよ」と
続く。爆笑しました。


あと、これはドキュメントでもなんでもないので、
ヴァンダムが昔ブイブイ言わせていた描写はまったくない。
なのでヴァンダムのことを知らない方が観たら、
ほんとにまったく楽しめないですからね
(ヴァンダムヴァンダムうるせー日記だな)。与座、これ観たかな・・・


3日
事務所にて打ち合わせを。
節分、ではあるがなにもしなかった。
恵方巻きがなかったのでマグライトをかじったくらいです。


4日
家でイラスト仕事とDVDを。
感想は後ほど。




  • 写真

最近、ジャンボ仲根が「マンガが描けるようになりたい」
と、一式を買ってきたらしく、ところかまわずGペンで何か
描いている。
その軍手。マンガというよりは、民芸品を作っているようだ。