24-31 カレーの深淵に

24日
秋葉原にてARの取材。
「戦国乙女カフェ」のチラシを配る女の子が
その格好をしていたが、
武者鎧の肩当てがUWFのレガースのようなもので出来ており、
そういう意味での勇ましさもあった。

25日
昼、イラスト仕事を。
その後はバーへ。

26日
イラスト仕事を。
たまっていたDVDの感想を。
あるいは裏切りという名の犬」。
フランス映画。警察上層部の二人。昔の友人が、運命の糸のよじれに
より、お互い抜き差しならない状況になってゆく・・・というお話。

主人公の部下がプーチン首相に似ており、この役者が非常に印象深かった。

陰謀により主人公が投獄された後、まんまと出世するライバルが
パーティー会場で気持ちよく飲んでいるが、
そこに「おめでとうございます」と、声をかけ、彼が振り向くと、
カクテルグラス片手にズボンへ小便をかけていた・・・
という嫌がらせが秀逸。

話は「そして5年後」とかが後半になっていきなり出てくる、
結構急ぎ目の映画ではあった。


27日
ロフトプラスワンにて「アメコミナイト」に。

MCという身ではありましたが、杉山すぴ豊さん、
柳亨英さんの圧倒的な情報量に甘えてしまったところがある。
特に第一部は1観客として指をくわえてサンディエゴの
コミコンの写真を見てしまった。現場、うらやましすぎる!

2部の「アイアンマンアニメ」「マーベル大事典」コーナーで、
漫画イベントのようなコメントスタイルを。
「マンエイプ」というヴィランの簡素かつ破壊力のあるデザインは最高だった。

3部はアンケートコーナー。
近年、自分が参加したロフトイベントの中でもトップクラスの回収率。邦訳コミック好きの熱を感じる気持ちよさ。
アーカムアサイラム」の邦訳化は期待大か?
その調子でぜひ「コンクリート」を邦訳化してほしい!!

あと、自分のコミック棚から持ってきた「ソフボーイ」が好評でうれしくなる。
常にポジティブなソフボーイが現代アメリカの負の渦に
巻き込まれるが、決してポジティブさを失わないという物語。
という体のオフビート・ギャグ漫画。
面白漫画倶楽部」の同人誌でも寄稿させていただきました。

アメコミナイトは第二弾を年末には・・・!
という流れで動いているので、アツいコミックの登場を待ちつつ、
次回お会いしましょう!


28日
イラスト仕事が一段落。
秋への準備は整った。
夏の終わりにお知らせするとして、
次は11月の「実弾生活」である。公演数増やしましたんで、がんばりますぜ!

29日
事務所にて打ち合わせを。
ちょうどK-PROのコジマさんと会ったので
実弾の話も少々。

30日
MUSKAさんに誘われ、下北沢スロコメにて
劇団アルカナによる朗読の会に。
脚本家、千葉美鈴さんによるエッセイを
猫のホテルの岩本靖輝さんが朗読。
エッセイの内容は実に楽しめたが、
元彼とのエピソードや、かつての気恥ずかしい自分をふりかえる
エピソードなど、読みながら客席にいる作者に振り、
本人が照れる様子を見るというのも、
こちらもなんだか照れてソワソワしてしまうもの。
その千葉さんが僕の隣にいたため、なんだか余計にね。

お笑いだとツッコメば済むことではあるが、朗読の空気感はちょっと違うからなぁ。
自分が去年やった「リーディングミュージック」ともちょっと違うか。
ひそかに計画している新田五郎さんのトリビュート朗読会は
どんな感じにしようか・・・とあれこれ考えながら。

31日
机の周りを徹底的に片づける。
一段落して幡ヶ谷のカレー店「クミンソウル」へ。
「まったく辛くない」を売りにしている、
ひと味違う看板を目にしてから気になってはいたのだが、初めて来店。

こぢんまりとしながらも、机の間隔が広く、落ち着く店内。
カレーはじんわりとタマネギの甘みが伝わるバングラディシュカレーで、
テーブル横の辛味パウダーをちょいちょいかけながらいただくスタイル。
スルスルと口に入るカレーで、あっという間に平らげる。
クボヅカさん風のムードを持つマスターの応対も気持ちよく、
この日記を書きながらつい長居を。
近くにこられた際はぜひ!
http://www.kuminsoul.com/index.html


  • 写真

「クミンソウル」のカレー。
ビールを頼むと乾きもののフライドコーンが添えられてくるうれしさ。
そして、これもやたらと美味かった。
プラスアルファで何かかかっているとみた。