9-15 コミティア、行ってきました

9日
事務所にてネタ見せ。

10日
幡ヶ谷バー「FANKA」にてマスター日。
久々に復帰ということで、今月はマスター日が不確定ですが、
Twitterなどでも積極的にお知らせしてゆきますね。

11日
イラスト仕事を。
来年の個展の素材を集めなくては…と、気ばかりが焦る。
焦ってもいいくらいの日数しか残されてもいないことに気づく。

12日
新宿にて福ちゃんこと、漫画家の福島大丈夫さんと会ってご飯を。
企みの話も進み、充実。

DVDにて「X-MEN ZERO ウルヴァリン」を。
X-MENの人気キャラクター、ウルヴァリン誕生秘話を語るスピンオフ作品。

CGが発達した今の世。アメコミ映画を観るハードルは上がっている。
コマの流れのスピード感、決めゴマの気持ちよさ、
背景の後ろで何かやっている細かい遊び。
マンガの絵にいくらでも近づけるようになっている今だからこそ、
「オッと思わせる絵作り」をしなければならない。
何の不具合もなく観ることができるというのは前提として、
今作、その時点での鋭さが、劇中のウルヴァリンのツメほど感じられない。

途中、超合金のツメを手にしたウルヴァリンが、
かくまってもらった民家の洗面所を半壊させるというシーンがあるが、
ああいうところでもっとやってもらいたかった!!
仲本工事さんやるところの「ものを壊しまくる人」のコントじゃないが、
ああいうシーン、どうも笑いを期待してしまうもので、もったいないと思ったなぁ。

あと、元特殊部隊にいたミュータントが、サーカスで手品師になっている
というシーンはよかった。
お客に向かって「タネはない…」とかつぶやくところとか、
商売っ気をカケラも感じさせない無愛想さよ。


13日
明治安田生命ホールにてホリプロライブに。
順位もギリギリながら残ったようでうれしい。
その後、ARの原稿を。


14日
コミティアへ。
初めて行ったが、実に楽しい。
二次創作ではないマンガの即売会ということで、
その前のめりな姿勢が実に刺激的。

新田五郎さんの小説を購入後(80年代のヒーローが現代に現れる「さよなら異次元戦士」。一気に読んだ。新田さんの普段のブログでの主張があふれていてすばらしい。そう、退屈に耐えよ、という人間の非凡さと説得力のなさよ。そして現代バトル映画におけるリアリティの浅はかさよ…)、

ブースを巡り、あぱらちゃのもげ太さんの河童侍本も。

かわいい河童侍の道中を描く絵物語だが、出す技がエグい。
ザリガニに腹固めとか最高。
鳥獣戯画ならぬ「超獣戯画」も面白い。
パラリとめくってバキシムが出てきて膝を打つ。


時間もあったので、こうなったら歩きつぶしてやるぜ…!とばかりに
ブースをじっくりと回る。
さすがのブース数、そして文学フリマもそうだったが、
小さいブースで自分の本を見せづらく、
ドカンと自分の目に留まる絵というのはなかなか出会えないもの。

そんな中、アビー・デンソン(abby denson)さんのコミック
「ドールトピア」は表紙でグっと掴まれる。


当然、言葉はわからないが、ペーパーバックと、
二人で出展されていたさくタタンさんとの合本を購入。
お互いが異文化の食べ物を語るという視点、こういうのはどこで見てもいいものですね。

*ウェブサイト
http://www.abbycomix.com/


と、もう一人は山本美希さんの本。
ある土地にとどまり、車で暮らしながら体を売り、
能天気に日々をすごすアンだが…という「サニーサニーアン」にやられる。

内容は面白く、また装丁もいい。特色で箔押ししての同人誌となれば
コストが大変そうな…
なんて下世話なこともつい考えてしまうが、やはりその姿勢にうたれる。
処女作、「爆弾にリボン」も買っておけばよかったと後悔。

*ウェブサイト
http://mikiyamamoto.daportfolio.com/


全部回ったつもりでも会えない出展者の方もいたかもしれない。
自分も次は何か作って出たい…!と強く思ったので、来年はビッグサイトで会いましょう。


15日
DVDを見るなどしてすごす。感想は後ほど。
夜は恵比寿にて飲み。