10-11 桜と軟骨

jitudan2008-03-12

10日
ライブも終わって気が抜ける…とのことで、
部屋の片づけをしてからはさらなる息抜きにDVDを観まくる。
考えてみれば「ソプラノズ」が途中だったのだ。
幸いにして海外ドラマが半額セールだったので、
飛びついてエピソードを消化する。
相変わらず業が深い話だなぁ。


それと、「リトル・ミス・サンシャイン」も。


自己啓発にハマって破産寸前の父親とタバコがやめられない妻。
息子は空軍に入るために無言の行を敢行し、
祖父は老人ホームを追い出されてトイレでヘロインをキメる。
そして妻の弟(ゲイ)は自殺未遂を起こして家にかくまわれることに。


そんな中、まだ小さい娘が州のミスコンに
ノミネートされたことにより、
ワゴンバスを使って大会に出るための旅に出るのだった…というストーリー。


パっと見、問題しかない家族の話であり、
バスが壊れ、警察につかまり、人が死に…と、次々に災難も呼び寄せる。


最後の最後まで、家族の身にふりかかる災難に
なんらかのカバーがされた…という描写はないため、
エンディング後の家族の行く末をあまり考えたくはないのだが、
家族がそれぞれに持つ愛情は芯の部分で通じ合っているため、
あまりダークな印象にはならない。
「問題はあっても家族が笑いあうことができた。それでいいじゃないか」
と、いまどき真っ向勝負で切り出せる映画というのはすがすがしい。


自己啓発というものは、あまりにストレートすぎて
僕は好きではないだけに、
そのアメリカ式の「プログラムをクリアすれば勝ち馬になれるのだ!」
と力説する父親が、いつの間にか負け犬ぞろいの家族の中であっても、
やさしいまなざしを皆に向けることができるようになるというのが、
真の啓発を見たようで実によかった。
演じたグレッグ・キニアも最高!


11日
ネイキッドロフトにて「でぶめがねラジオ」を見学させていただく。
西尾さんと小坂さんのトーク、固有名詞の飛び交いを聴くだけで
笑いすぎてしまった。充実の3時間。


世代はどこまでカバーできるのだろうか…
と、僕も漫画イベントの時に考えるようになるだろうなぁ。


その後は出演者の方や見に来ていた先輩と食事。
結局朝まで話してしまった。

  • 写真

日記の内容と関係ないが、先日の夜にジャンボが
オヒョイさんを拿捕していた。